
5月の健康診断での「ほぼ惨敗」を受け、マルチビタミンや鉄分などのサプリメントの過剰摂取が内臓に負担をかけているという仮説のもと、サプリの「完全シャットダウン」を決断した。
この5か月間、サプリに頼ることをやめ、食事管理アプリ「あすけん」を活用したデータ駆動型の食生活を模索し、脂質制限やソイプロテインへの移行、炭水化物の調整などできる範囲で様々な改善を行ってきた。
そして10月末、ついに答え合わせの時が来た。健康診断の再検査(血液検査)を受けたのだ。
検証結果:内臓の解放がもたらした、劇的な変化
サプリ全廃と徹底した食事管理への大転換は、私の予想を遥かに超える大きな成果を生み出した。5月の惨敗時のデータ、そして今回の数値を基準値とともに一覧で比較してみる。
| 検査項目 | 参考基準値 | 前回 (5月27日) | 今回 (10月2日) | 評価と変化 |
|---|---|---|---|---|
| LDLコレステロール | 70〜139 mg/dL | 152 | ↓126 | 基準値内へ大幅改善。脂質制限が完全に功を奏した。 |
| eGFR (腎機能) | 60.0以上 | 55.6 | ↑73.0 | サプリ全廃により、一番の難所が劇的に反転上昇。 |
| AST (肝機能) | 30以下 U/L | 29 | ↓25 | 良好な安全圏での安定を維持。 |
| ALT (肝機能) | 30以下 U/L | 28 | ↑32 | 基準値をわずかにオーバー。要警戒のサイン。 |
| 糖代謝(HbA1c) | 4.6〜6.2 % | 6.0 | 6.0 | 変化なし。過去3年同じ数値で膠着状態。 |
| 総蛋白 | 6.7〜8.3 g/dL | 6.1 | ↑6.6 | 基準値まであと一歩のところへ大幅に回復。 |
| 赤血球数 | 400〜539 万/μL | 372 | ↑424 | 基準値内へ完全回復。 |
| ヘモグロビン | 13.0〜16.6 g/dL | 12.6 | ↑13.3 | 赤血球とともに正常値へ回復。 |
| 血小板 | 13.0〜36.9 万/μL | 12.9 | ↓12.7 | 基準値境界線で横ばい。大きな変動はなく現状維持。 |
考察:数値が示す変化と、ALT微増のデバッグ
加工肉や卵、乳製品を控えた脂質制限の結果、右肩上がりだったLDLコレステロールは126へと劇的に改善した。さらに、サプリを一斉に止めて内臓の処理負担をなくした結果、何年も苦しんでいたeGFR(腎機能)が「55.6」から「73.0」へ大躍信を遂げた。サプリの複数摂取がいかに内臓に過負荷を与えていたかが浮き彫りになった形だ。
炭水化物を増やしてエネルギー不足を解消したことで、総蛋白も「6.1」から「6.6」へ綺麗に回復トレンドに乗っている。そして何より驚いたのは、過去の健康診断からずっと低値が続き、長年の課題だった赤血球数とヘモグロビン値が、揃って正常値まで完全回復していたことだ。鉄サプリすら完全に止めていたにもかかわらず、これだけの結果が出た。これは「あすけん」を通じた食事改善によって身体全体のエネルギーが満ち、造血システムそのものが自力で正常に回り始めたことを意味している。
しかし、データは良いことばかりを語ってはいない。ALTが「28」から「32」へとわずかに上昇し、基準値をオーバーしている。これは直近で体重が78.0キロへと増加傾向にあることにも関連している可能性がある。「炭水化物の足し算」により体内のエネルギーが満ちた一方で、消費しきれなかった糖質が脂肪として少しずつ肝臓に蓄積され始めているという、身体からのサインかもしれない
過去3年「6.0%」で膠着している糖代謝(HbA1c)も含め、これ以上の体重増加は日々のパフォーマンスを下げてしまう。今年度の健康診断で検知したエラーは概ね改善したものの、来年度に向けての微調整が必要だ。
来年度の健康診断でオールグリーンを目指す
ALTの微増と体重増加に対応するための戦略は以下の通りだ。
- ヘム鉄の限定再開と朝イチ配置への変更
貧血対策としてヘム鉄を1日1錠のみ再開する。今回、赤血球とヘモグロビンが正常範囲に改善したので、残りの血小板数の改善に期待だ。 - あすけんの目標体重を「76キロ」へ下方修正
目標体重を76キロに再設定し、間食を黒豆やアーモンド主体へ切り替えてカロリー枠を引き締める。 - 食生活の改善は継続
時間差朝食スタイルや脂質コントロール(卵・加工肉・乳製品の抑制)、糖分の分散摂取による血糖値コントロールなど、今回の成果を支えた良好な生活習慣をベースとして継続する。
総括:来年度の健康診断まで経過観察とする
今回の再検査結果により、私の体に生じていた不具合はほぼ改善に向かっていることが確認できたため、長年試行錯誤をしてきた栄養摂取を中心とした身体管理の正解にたどり着いたといってよいだろう。
50代が近づき、次の問題が顕在化する可能性もゼロではないが、現状の生活スタイルを継続したうえで、来年度まで経過観察としたい。目指せオールグリーン!

