サプリメント戦略の大転換

健康をマネジメント
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前回の記事で、2026年5月の検診結果が「ほぼ惨敗」だったことを報告した。朝食を2回に分ける時間差配置によって肝機能(AST/ALT)の数値こそ改善したものの、右肩上がりのLDLコレステロール(152)や総蛋白の低下など、新たなエラーが多発してしまったのだ。

そこで以下4点の対策に取り組み、3か月後に再検査をうけて効果検証を行うことにした。

・飽和脂肪酸対策としてタンパク質源の置き換えと脂質制限
・朝のプロテイン減量と、ソイ(植物性)への段階的シフト
・炭水化物の増量による血糖値の安定化
・鉄サプリは昼食時に移行

    だがその後も日々の食生活・生活スタイルの改善点をAIと相談する中で、長年良かれと思って続けていた「サプリメントの過剰摂取の可能性」が見つかった。

    サプリの過剰摂取と肝臓の負担

    前回の投稿で、ヘム鉄は夜でも朝でもなく昼がよい、ということが分かった。そしてヘム鉄だけでなく、他のサプリについても見直す余地があるかもしれないと考え、長年飲み続けていたマルチビタミン&ミネラル、カルシウム・マグネシウム・亜鉛も含めてAIに相談をした。

    そこで下された指摘が、健康管理戦略の死角を突いていた。

    「サプリメントを過剰摂取が肝臓に深刻な処理負担(オーバーロード)をかけている」

    どれだけ体に良いとされる成分であっても、濃縮されたサプリメントを複数重複して摂取すれば、その代謝と解毒を担う肝臓は休まる暇がない。肝機能が慢性的に疲弊し処理能力が低下することで、ドミノ倒しのように脂質代謝のエラーを招きLDLコレステロールの急上昇や総蛋白の低下を引き起こしていた可能性があるという。

    振り返れば、私の健康マネジメントは常に「足し算と引き算」の繰り返しだった。2023年以降、お腹回りの脂肪を落とすために「炭水化物」を引いた。消費カロリーを増やすために「運動量・活動量」を足した。さらに加齢に伴って吸収率が下がる栄養素を補おうと「プロテイン」「マルチビタミン&ミネラル」「カルシウム・マグネシウム・亜鉛」「ヘム鉄」など次々に足していった。

    健康に良いものだから、足すことによる問題・弊害が生じるとは思い至らなかった。プロテインの過剰摂取の可能性には気づいたものの、ずっと前から続けていた「サプリメント」の摂取量については完全な盲点だった。

    決断:中途半端を排した「3ヶ月の完全シャットダウン」

    最初は飲むサプリの量を少し減らすだけにとどめようかとも思った。長年積極的に摂取し続けてきただけに、すべてを一気に手放すことには少し心理的な抵抗があったからだ。しかし検証において中途半端な引き算はよくない。ノイズを排除するためにも一度完全にゼロにしたほうがよい。

    ということで8月末に予定している再検査まで、一旦すべてのサプリメントの摂取を3ヶ月間完全に中止することを決断した。

    だがサプリを完全に止めると日々の必要な影響が不足し健康に悪影響を及ぼす、という不安もあったので、リアルタイムで栄養摂取量を監視するため、食事管理アプリ「あすけん」の有料サービスを利用することにした。毎日の食事を記録し、栄養バランスを監視する、データ駆動型の新しい健康管理のスタートだ。

    サプリなしでも栄養は食事と補食で十分

    あすけんを使い始めて1ヶ月。食事の記録を監視・分析し続けた結果、サプリメントを完全に止めても、日々の食事や補食によって、必要な栄養素は十分に摂取できそうだ。

    通常の食事に加え、納豆、アーモンド、黒豆、豆乳、そしてカルシウム補給の「しっとりクッキーカルシウム」やアミノプロテインといった代替アセットを、狙いを持った「補食」として細かく食生活に組み込んだ。

    すると、あすけんの画面上で、ビタミンやミネラル類のインジケーターは、ほぼ毎日「適正(100%)」の安全圏に収めることができるになった。今のところは、わざわざ内臓に負担をかけるリスクを冒してまで、錠剤で足し算をする必要はなさそうだ。

    あすけんからの気づき:「エネルギー不足」と「脂質コントロール」

    同時に、最優先ミッションである悪玉(LDL)コレステロール対策に向けて、食事のバランスも調整した。豚肉の脂身や鶏皮は極力避け、チーズやウインナー、ベーコンといった加工肉も頻度を最小限に抑えるよう、糖質の摂取量のより積極的なコントロールもできるようになった。

    また、食事の全容をあすけんで可視化したことで、なんとなく感じていた摂取カロリーの不足も明確になった。健康を意識して食べていた3食では、炭水化物・摂取カロリーが1日の推奨量に全く足りていない。これでは、せっかく食事や捕食から摂ったタンパク質も身体の材料(総蛋白の回復)に回らず、生きるための熱量として消費されてしまう。

    そこでエネルギーのベースラインを引き上げるため「低脂質な炭水化物」の足し算を試みた。具体的には、空腹を感じたらオフィスでバナナを食べる、夕方のエネルギーが切れる時間帯にはアンパンやアーモンド、入り黒豆を食べことにした。脂質の上振れを回避しながらカロリーだけを上乗せしたことで、あすけんのエネルギーインジケーターは「適正」の数値まで見事に引き上げられた。

    体感の変化:まさかの体重減少

    「炭水化物を盲目的に引く」のを止め、炭水化物と脂質のバランスを意識した「低脂質なエネルギーの足し算」へとロジックを入れ替えたこの1ヶ月。少なすぎたカロリーを適正値まで増やしたにもかかわらず、この1ヶ月で体重が少しずつ減り始めてた。

    適度なエネルギー補給が、飢餓状態だった身体の消費代謝を健全に回し始めたのか、あるいはサプリ断ちや動物性脂質のコントロールが内臓のむくみを解消したのか、直接の因果関係はまだ分からない。しかし、体感としての起床時の胃腸の軽さは明らかに向上しており、健康管理のシステムとしては間違いなく良い方向へ回り始めている。

    1ヶ月半後の「答え合わせ」に向けて。

    足すものと引くものを見直したことが私の身体にどう影響を与えるか。答え合わせとなる次の血液検査は、1ヶ月半後の8月下旬〜9月を予定している。

    サプリ全廃による肝臓の解放と、炭水化物・脂質の適正バランス化。この構造改革の結果が、今度こそオールグリーンの勝利をもたらすか、あるいはさらなるエラーを吐き出すか。

    真夏のデータ検証編へ続く。。。

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