(嫁に)嫌われる勇気

家庭をマネジメント
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ここしばらく、嫁との2時間に及ぶ口論をきっかけに、自身の行動を深く省みてきた。

それからは、失った信頼を取り戻すべく、咀嚼音の改善や油汚れ of 処理など、ひたすら嫁基準の「清潔さ」に合わせて実践を続けてきた。

しかし、必死に嫁の期待に応えようと行動を変える一方で、どこか心の奥底に「相手の顔色を伺い、評価を気にしすぎている自分」に対する窮屈さを感じていたのも事実だ。

そんな時、ふと思い至ったのが『嫌われる勇気』だった。
実はこの本、私は本で読んだのではなく、オーディオブックでこれまで何度も繰り返し聴いていたものだ。

内容はおおむね頭に入っていたつもりだった。しかし、自分が當事者として家庭内の人間関係に行き詰まったいま、あらためて耳に流れてくる言葉を聴いた瞬間、これまでとは全く違う衝撃を伴って、ある決定的な事実に気づかされることになった。

私は自分が「他者からの評価を気にしすぎ、他者を基準に人生を歩んでいた」のだ、と。

今回は、このタイミングだからこそ深く腑に落ちたアドラー心理学の気づきについて、現在の思考を整理してみたい。

「妻がどう評価するか」は、妻の課題である

アドラー心理学の根底にあるのが「課題の分離」という考え方だ。
すべての問題を「自分の課題」と「他人の課題」にきっぱりと切り離して考える。

これまで何度もオーディオブックで聞き流していたフレーズだったが、今回の我が家の状況に当てはめてみたとき、ようやくその輪郭がはっきりと見えてきた。

  • 自分の課題: 嫁の意見を聴き、自省し、自分が「より良くしたい」と思う行動を誠実に実行すること。
  • 他人の課題(嫁の課題): その私の行動を見て、嫁が私を「許すかどうか」「どう評価するか」。

これまでの私は、「どうすれば嫁からの信頼度がプラスになるか」ばかりに囚われていた。しかし、これらはすべて「他人の課題」である。相手が自分をどう評価するかは100%相手の領域であり、私がコントロールできるものではない。

どれだけ家事を完璧にこなしても、相手の機嫌が直らないかもしれない。その不確定要素に対して不安を抱いていたのは、私が嫁の課題に土足で踏み込んでいたからではないか。そう気づいた段階である。

幸せの本質は、自分が「貢献できている」という主観

『嫌われる勇気』において、アドラーは幸福を次のように定義している。
「幸福とは、仲間(他者)に貢献できているという感覚(貢献感)である」

ここで重要なのは、実際に相手から感謝されるか、あるいは高く評価されるかではない。自分自身が「私はこの人の役に立てている」と主観的に思えるかどうか、という点だ。

これまでの私は、完全に「他者基準」で動いていた。嫁の評価を基準にしている限り、私の幸福度は嫁の機嫌や一言によって簡単に左右されてしまう。それは自分の人生のマネジメント権を、他人に明け渡しているのと同じことだ。

  • ×他者基準: 「嫁に褒められたい、認められたいからやる」(評価に一喜一憂する)
  • 〇自分基準: 「大切な家族が快適に暮らせるよう、私は今、家事で貢献している」(主観的な貢献感)

実際に他者がどう評価しているかは気にすべきではない。目的のベクトルをこのようにシフトしてみる。それだけで、家事の一つひとつが「マイナスを埋めるための義務」から「自ら進んで行う貢献」へと、その意味合いを変えられるのではないか、という気づきが得られた。

現在の立ち位置とこれからのマネジメント

アドラーの教えを誤解してはいけないのは、「他人の評価を気にしなくていいなら、家事の手を抜いてもいい」という話ではないということだ。

むしろ逆である。
「嫁を大切にしたい、家族の力になりたい」と思うからこそ、私は私の課題として、誠実に咀嚼音の改善に取り組み、油汚れのついた食器の洗い方を改める。

ただ、それを嫁がどう受け止め、どう評価するかは嫁の自由(課題)であり、私は一切介入しない。

「やるべきことは全力でやる。しかし、どう思われるかは気にしない」

何度も聴いて知っていたはずの知識が、実体験を通してようやく自分ごととして繋がった。

──と、ここまで整理してはみたが、実際のところ、嫁との関係はまだ少しギクシャクしている。
2時間も言い合ったのだから、お互いに一朝一夕で元通りとはいかないのが現実だし、私の心もまだ完全にすっきりしたわけではない。

しかし、「課題の分離」という視点を持てたことで、ギクシャクした空気を前にしても「いま自分がすべきこと」は見失わずに済んでいる。関係の修復を焦るのではない。私はただ、私自身の課題である「家族への貢献」を淡々と積み重ねていこうと思う。

人生をマネジメントする第一歩は、「いま、ここ」で自分ができる貢献に集中することから始まる。

※本記事の一部はGeminiを使って書いてます。

スポンサーリンク


スポンサーリンク


プロフィール
この記事を書いた人

名前:ろば
生まれ育ったところ:愛知県(名古屋から1時間)
住んでるところ:大阪市
年齢:氷河期世代
家族:嫁と息子と娘
仕事:金融IT会社のSE歴20年超

ろばをフォローする
シェアする
タイトルとURLをコピーしました