
結婚してから昨年度までエクセルベースで家計簿を作って日々の収支を管理していた。
きっかけはFPに相談して生命保険に申し込んだ際にライフプランを作ったこと。そして一戸だけを買うため、そして住宅ローン返済のために貯蓄・節約をしていかなければならない、と思ったことだ。
自分だけでなく嫁の分も、レシートをみてどの店でいくら使ったを整理し、収入、支出を把握し、年明けには1年間をまとめたレポートも作った。毎週日曜に1~2時間かけて1週間分のレシートをチェックし、自分と嫁の財布をあけて現金を数えてエクセルに記載する。数百円~数千円合わない場合は嫁に確認したりもしていた。嫁にストレスを与えていたかもしれないが、それでも続けていた。
でも今年に入って、今の粒度で家計簿をつけ続ける必要性に疑問が生じた。
共働きで二人とも正社員、収入は安定している。子供は二人とも私立中学、高校に入っているが、現時点での貯蓄や資産、収入を考えれば自分たちの老後まで含めても過度にお金の心配をする必要はないだろう。なによりすでに住宅ローンは完遂している。それなのに毎週レシートを確認し、数百円単位でエクセルに記録をし続ける意味はなんだろうか。現状、大まかな収支や資産推移が把握できればそれでよいのでは。
また、いろいろな証券会社や銀行に分散している資産の状況を定期的に把握するために各HPをまわるのも手間で放置に近い状況になっており、これも何とかしたい。
ということでマネーフォワードの有料サービスに申し込んでみた。各口座や金融機関、カード会社などをリンクしておけば自動で情報を取りに行って集約してくれる。それぞれの明細の用途(食費、日用品、交通費etc)も、AIが過去の履歴から判断して自動で高い精度で分類してくれる仕組みだ。
無料版から有料版(スタンダード)に
マネーフォワードには無料版もあるが、現在の仕様だと金融機関の連携数が4件までに制限されている。我が家の場合、メインの楽天銀行や楽天証券、三井住友銀行、Oliveゴールド、さらには子供たちの教育資金用口座や保険など、どう数えても4件では到底収まらない。
そのためこれまでは無料版をKyashの利用明細を把握するためだけに使っていた。日々のストレスから解放され、そして貴重な週末の1~2時間を節約することができるのならば、毎月540円支払いは安いものだ。
無料版は過去1年分のデータしか見られないが、有料プラン(スタンダードコース)であれば期間の制限なく資産の推移をグラフで追うことができる。数年単位の長期スパンで資産推移をざっくりと把握したいという今の目的に、まさに合致していた。
Oliveで払えばポイントバック
ポイ活をライフワークとする身として、家計簿アプリに毎月固定費を支払うことには少なからず抵抗があった。マネーフォワードのプレミアム料金は、WEBからのクレジットカード決済で月額540円(年額なら5,940円)かかる。
しかし、ここでも私の保有している「Oliveゴールド」が力を発揮してくれた。三井住友カードの特典により、マネーフォワードのプレミアム料金を対象のクレジットカード決済に設定すると、なんと10%分のVポイントが還元されるのだ。
月額540円に対して54ポイントが毎月戻ってくる計算になり、実質的な負担を抑えながら快適な管理環境を手に入れることができた。これならポイ活のポリシーにも反しない。
戻ってきた「日曜日」の時間
これまで毎週日曜、1〜2時間を費やしてエクセルと格闘し、嫁の財布の残高と突き合わせていた時間は完全にゼロになった。たまに自動分類が「未分類」になっているものを数タップで修正するだけだ。現金の手入力が減ったことで、数百円のズレに悩まされることも、嫁に無駄な確認を入れてお互いにピリピリすることもない。
細かなレシートの数字を追うのをやめた代わりに、アプリを開けば「今、我が家全体でどこにどれだけの資産があるか」が一目で分かるようになった。分散していた楽天証券やSBI証券の投資信託の評価額もリアルタイムで集約され、資産のポートフォリオ管理も格段に楽になっている。
もともとは生命保険や住宅ローンのために始めた家計簿だったが、いつしか家庭の収支を1円単位で完璧に管理・把握したい、というマイクロマネジメント的な思考にとりつかれてしまっていたと気づいた。この呪縛から解放されて、今は穏やかで充実した週末を過ごすことができるようになった。
お金の管理を「自動化」したことで、精神的なゆとりと、日曜日という貴重な自由時間を手に入れることができた。これもまた、一つの有意義な「マネジメントスキルの使い方」なのかもしれない。



