https://www.offers-exchange.com/visa-japan
2024年10月に三井住友カードから関西圏でのVISAタッチによる鉄道乗車拡大の発表があってからはや6か月、ついにキャッシュバックのキャンペーンが始まり、そして終わった。
https://www.offers-exchange.com/visa-japan/offerdetail/1952
対象の交通機関であればタッチ決済の乗車によって登録カード1枚につき30%(上限1,500円)がキャッシュバックされる。
私は通勤が自転車なのであまり鉄道を利用する機会は多くはなく、さらに比較的利用頻度が高いJRと京阪電鉄が対象外なので、どれだけキャンペーンの恩恵を得られるか分からない。
https://www.visa.co.jp/about-visa/promotions/visapromo25apr-tokudaore.html#a83c2eeba2
それでも30%のキャッシュバックはとても魅力的で破壊力があることには違いない。
私の最寄りのJRの駅から1区間乗ると150円だが並走する地下鉄だと190円もする。PiTaPaで1割引になっても179円かかるので地下鉄に乗る意味はないのだが、30%キャッシュバックなら133円となってJRよりも安くなる。VISAタッチのキャンペーンがあるからJRでなく地下鉄を使う、という人も出てくるだろう。私もこの2ヵ月間は、電車に乗る前に「地下鉄で行けるかどうか」を常に気にしていた。
初めてのVISAタッチで万博へ
コンビニなどでは日常的にスマホでOliveのタッチ決済を使用していたが、そしてキャンペーン期間の半分が終わるころになってようやく、VISAタッチで地下鉄に乗る機会が訪れた。行先は夢洲、万博だ。
お店でのタッチ決済の実績があるので設定は問題ないはずだ。タッチ決済に対応している自動改札機の場所も確認している。初体験には一抹の不安があるものの、意を決していざタッチ&ゴー!
https://subway.osakametro.co.jp/guide/page/contactless_payment.php
とスマホをリーダーにタッチしたが、改札機のディスプレイが光ったり音が鳴ったり、といった反応がない。ICカードに比べてると僅かながら反応が遅い、と聞いていたが、当て方に問題があるのかと何度か試しても変わらない。
もしやと思ってスマホの画面を確認すると、スマホ画面には指紋認証を求めるメッセージが表示されていた。慌てて指紋認証を行ったところ「ピロリン♪」と音が鳴って改札が開き、無事に入場することができた。
まさか交通機関を利用する際も生体認証が必要なのか?それは激しくめんどくさい。そうと思ってGoogleウォレットの設定を確認すると、交通機関の支払いは本人確認を不要にできることが分かった。さっそく設定を変更し、改札を出る際は生体認証を求められることはなくなった。これでほぼ、ICカードと同様にVISAタッチで鉄道乗車できるようになった。



万博帰りのアクシデント
しかし万博帰りにもう一つ事件があった。
帰路に向かう客であふれ返った夢洲駅で自動改札機を通過しようとスマホをタッチしたが、警告音が鳴って入場ができなかったのだ。何度か試しても変わらないし、後ろの乗客からのプレッシャーも感じたので一旦列を離れて駅員さんを探したところ、混雑の中乗客を誘導するのに忙しそうな駅員さんが見つかった。そして事情を話すと「ここでは対応できないのでエラーが出ても構わず入場してください。降車駅で確認します」とのこと。
確かに万博終りの夢洲ではそんなエラー対応をする余裕はなさそうだった。周りを見ると、私と同じように(原因は違うかもしれないが)入場エラーになっている人の姿も見られた。
降車駅でもとりあえず自動改札にタッチして出場を試みたがやはりエラーとなったため駅員に確認をしてもらったったところ「夢洲での出場記録がない」ことが判明した。出場はちゃんとタッチできていたと思ったのだがタッチが甘かったのだろうか。とりあえず夢洲での出場、および帰りの分も記録をしてもらって事なきを得た。
30%のキャッシュバックといっても実質は数十円に過ぎず、疲れた体にムチ打ってアクシデントに対応するのは割に合わない気もする。だが何事も経験だ。これでVISAタッチで乗車できることは確認できたし、タッチの際にちゃんと改札機が反応したかどうか気をつけたほうが良いことも学んだ。学びを得たことも含めれば、今回のトライは決して無駄ではない。
キャンペーンの成果
約2ヵ月のキャンペーン期間で8回VISAタッチを行い、,990円の支払いをした(地下鉄:7回 2,110円、近鉄:1回 1880円)。キャッシュバックは1,197円と上限いっぱい使うことはできなかったがかなりお得なキャンペーンだった。店舗でのVISAタッチも別枠でキャッシュバックがあったため、この2ヵ月で2,200円以上も得をした計算になる。ポイ活で一日数ポイントをゲットするのに四苦八苦していることを思えば、2,200円のキャッシュバックは破格といっていい。
関西万博の盛り上がりに合わせて外国人観光客によるVISAタッチの鉄道乗車も増え、また店舗でのカード利用も拡大していっている。この流れを軌道に乗せるためにも定期的に利用促進のキャンペーンを実施してほしいものだ。