Oliveゴールド 100万円修行を初めて2ヵ月が経ったが、当初の想定以上に順調にきている。最初こそは既存のナンバーレス(NL)カードと比べると使い勝手の悪さが目立ったが、100万円修行の対象となる支出・支払いは思ったよりも多そうだ。
今回、新幹線の代金支払いで100万円達成に近づくことが出来たので紹介したい。
東海道新幹線のチケット購入方法を考える
これまで、東海道新幹線のチケット購入はJ-WESTカードのエクスプレス予約(EX予約)を使用していた。J-WESTカードは年会費が1,100円もかかるが、東京・品川⇔新大阪の片道で紙チケットに比べて1,100円も割引されるので、年1回東京出張をすれば元が取れるのだ。
J-WESTカードでなくても、プラスEX会員に申し込めば同じだけ割引が受けられることはわかったが、現時点ではOliveはプラスEX会員には申し込めない。そのため新幹線のチケット購入を100万円修行に加えることは無理だ、とあきらめていた。しかし新幹線のチケット購入には様々な方法があり、条件によっては100万円達成に加算できることが分かった。
①スマートEXで新幹線チケットを買う
スマートEXは年会費無料で手持ちのクレジットカードから新幹線料金の支払いができるサービスだ。しかしEX予約に比べると割引額はかなり安い。みどりの窓口で紙のチケットを買うよりは安いが、東京・品川⇔新大阪の割引は僅か200円なので、ポイント欲しさにEX予約の代わりにスマートEXを使用するのは愚の骨頂だ。
だが会社の出張であれば、出張後に領収書を添付して経費精算すれば、後で支払い金額がそのまま返ってくる。会社から法人カードのEX-ICを貸与されているわけでもないので、個人のJ-WESTカードでEX予約を使用する代わりにスマートEXを使っても何も問題ないのだ。
その結果、東京出張の往復の新幹線チケット、3万円弱をOliveゴールドで支払うことが出来た。
②乗車券をクレジットカードで買う
EX予約は、新幹線の特急券と乗車券をセットで購入するサービスであり、在来線と新幹線の間の乗車券は別途必要なのだが、SUICAなど交通ICカードを紐づけておけば乗り換え時も改札にタッチするだけで良い。
またEX予約で特急券だけを「e特急券」として購入することもできる。この場合、e特急券を駅で発券し、また新幹線の乗車券も別途購入する必要がある。新幹線に乗り換える前に、みどりの窓口やみどりの発券機でe特急券の発券と、在来線・新幹線を含めた乗車券を購入すればよく、また在来線の乗車駅にみどりの発券機があれば、事前にe特急券の発券と乗車券の購入も可能だ。ただしe特急券を発券してしまうと、スマホ等で新幹線の時刻変更はできなくなる(窓口に行けば可能)ので、新幹線の乗車時間が流動的な場合は要注意だ。
EX予約は新幹線と在来線の乗り継ぎ割引がないため、e特急券+乗車券の場合と比べると数百円だが割高となる。21日以上前に予約する席数限定の「EX早特ワイド」であればEX予約の方が断然お得なのだが、通常のEX予約を使用するのであれば、事前のチケット受取・乗車券購入の時間的余裕の有無や時間変更の可能性によってはe特急券で購入することも選択肢になりえる。
100万円修行にとって大事なことは、e特急券はEX予約を申し込んだクレジットカードで決済されるが、乗車券の購入にはkyash経由でOliveゴールドを使用することができる、ということだ。例えば大阪→新宿なら、8910円の乗車券購入を100万円修行に加算できる。
(応用)新幹線以外の乗車券も、クレジットカードで支払える
応用というほどではないが、JRでみどりの券売機が設置されている駅から乗車する場合はクレジットカードでの購入が可能だ。交通ICカードを持っているのにわざわざ券売機を使用するのは煩わしいが、少し遠出をするのであれば、余裕をもって出発して家族の分もまとめて券売機で購入するのも、100万円達成に向けた有効な手段となりえる。(Kyash経由での乗車券購入は確認済み)
我が家は私や嫁はモバイルICOCA、子供はPiTaPaを使用している。PiTaPa利用は三井住友カード(NL)経由での支払いとなるが、Vポイント付与対象外なのだ。そのためPiTaPa分をクレジットカードで支払うことが出来れば、そこで還元されるポイントは純増となる。つまり乗車券のクレカ購入はポイ活の観点でも有効な支払い手段といえるのだ。
コロナ収束によって出張や行楽で公共交通機関を使用する機会も増えるだろう。そんな時、いつもの支払い手段を当たり前だと思わずに、少しでもお得な方法があるのだということを知ってほしい。日々、新しいサービスが生まれていて、世の中は便利&お得になっているのだ。