何のために時間を使うべきか

時間をマネジメント
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2023年、日本のワールドカップが終わった

ワールドカップ、決勝トーナメントに進んだ日本の初戦はコスタリカ。試合は12月6日(火)0:00開始。この時間だとリアルに観戦した人はわりと多いのだろうか。残念な結果だったけれど、翌朝結果を知った人たちとはまた違った想いがあるに違いない。2時や3時まで起きていて、翌日の仕事や学業に多少は支障がでることもあるだろうが、徹夜でもしなければそこまで影響はないはずだ。

私はいつも通りに就寝し、翌朝もいつも通りに起床した。朝、スマホに届いた速報ニュースで日本がPK戦の末に敗退したことを知った。残念だとは思ったが、それ以上でもそれ以下でもない。祭りは終わったのだ。私なりに今回のワールドカップは十分に楽しんだ。それでいいのだ。

私にとってのワールドカップ(スポーツ観戦全般に言えることだが)は娯楽の一つに過ぎない。見ていて楽しいし、日本が勝利しテレビでも喜んでいる人たちの笑顔があふれているのを見るとこちらまで幸せな気持ちになる。でも必要不可欠なものではない。

私は会社員であり、家族の長だ。ほかに優先すべきことがたくさんある。

ワールドカップよりも仕事が優先

会社員として、与えられた仕事を滞りなくこなす。問題があれば相談・調整する。気になることがあれば同僚や関係者に確認する。上司や顧客から問い合わせがあれば調査して回答する。かけられる時間と求められる質に合わせて資料を作る。給料をもらう以上は成果を残さなければならない。

成果を残し続けるには良いコンディションを保つことが重要だ。もちろん不可抗力で体調を崩すこともあるだろうが、プロのスポーツ選手であれば結果がすべてで、結果が出なければ言い訳をしても意味がないことを知っている。だから彼らは、特に一流と呼ばれる人たちはコンディション維持に気を使っている。体が資本なので、食事や体のケアにお金をかけて投資をする。

日本の会社員であれば、実際はシビアな成果を出せなくても給料をもらえなくなるようなことにはならない。評価が下がって給料が下がる、ということはあっても解雇されることは稀なことだ。だから仕事よりもプライベートが大事、という考え方がある。必要最低限の仕事をして、それ以外はプライベートを楽しむ。これ自体は間違っているとは思わない。しかし中長期的に考えれば「楽なこと」ばかりではロクなことにはならない。

仕事を日々こなし成果を残すことで自然とスキルアップする。評価が上がればキャリアアップし給料も上がる。なかなか給料があがらないといわれているが、価値のある仕事が出来て求められる成果を残せているのに処遇に満足できなければ、別の会社に転職する道もある。少なくとも「楽なこと」を続けているだけでは何も変わらない。勝手にあきらめて言い訳をし、逃げているだけでは近い将来に現実が跳ね返ってくる。

家族としての役割も大事

家族の一員としての役割も大事だ。その日の出来事を家族で共有し、共感する。バラエティ番組を見て笑いあう、子供の勉強のフォローをする。嫁や子供が日々幸せに過ごせるようお互いに助け合う。これらは父として、家族の一員としての重要な役割であって、誰かが代われるものではない。

仕事で疲れていたり落ち込みたくなる日もあるだろう。しかし程度の差はあれ他の家族だって日々なにかを抱えている。自分だけ特別なのではない。

時間の共有は情報の共有でもあり、良いことだけでなく悪いことも共有しよう。喜びは分かち合い、問題があれば皆で対処する。一人ひとりができることをする。これが家族間の信頼につながるし、父として、家族としての評価につながる。

何のために時間を使うのか

時間は平等で、過ぎてしまったら決して戻ってこない。10年かけて積み重ねた経験、キャリアをさかのぼって取り返すことはできない。1失った家族との信頼関係も帰ってこない。仕事のために、家族のために。今日何をしたか、今なにをすべきなのか。何が大事なのか、何のためにするのか、常に考えることが大事だ。

今回のワールドカップだって、選手たちはそうやってあの場に立ち、ドイツとスペインに勝利する、という結果を残したのだ。同じ時間を過ごすにしても、何のためかを考え続けることが、結果につながるのだ。

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