子供のスマホ、どこまでマネジメントするか

家庭をマネジメント
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クリスマスに中一の息子にスマホをプレゼントした。それまでは私のお古のタブレットにLINEを入れて友人とコミュニケーションをとっていたが、そのタブレットに限界が近づいていた。親としても息子の帰宅が予定より遅いときに連絡が取れないのは不安があったし、本人も友人と出かけるときにスマホがないと不便だという。そこで楽天モバイルで一番安い機種を購入した。

i-フィルターとファミリーリンク

楽天モバイルを未成年が契約する際「i-フィルター」というアプリのインストールが必須となる。

・ウェブフィルタリング設定
・閲覧サイト、検索した単語の確認
・アプリの使用時間制限、フィルタリング設定

など、細かく利用を制限することができるのだが月額300円かかる。ただ申込みの際にこの機能を停止する申請し、スマホが届いた後にアプリ削除と機能停止の操作をすることができる。

Androidであれば「ファミリーリンク」という無料アプリがあるので、とりあえずはこちらを設定することにした。無料のため「i-フィルター」より若干機能は劣るが、年齢制限や使用時間・使用アプリの制限はかけられる。閲覧サイトや検索単語の確認までする必要はないだろう。息子とはいえ、当然中学生なりのプライバシーも尊重したい。

どこまで管理すべきか

中学生のスマホをどこまで管理するべきだろうか。変なサイトで歪んだ情報に害されたり、金銭トラブルに巻き込まれたり、SNSでのイジメなどの話も聞く。しかしこれからの情報社会、インターネットに振り回されることなく自分で情報を収集し適切に判断できるようになるには、ある程度の自由度も必要だ。リカバリできるのなら今のうちに失敗しておいたほうが良い。このさじ加減が難しい。

違法行為や残虐性のあるコンテンツなど、明らかに中学性に相応しくないものは制限しても良いだろう。また、課金による多大な請求が発生することも避けたいので、google playからのダウンロードも親の許可が必要な設定にする。

あとはスマホが睡眠の妨げとなることを防止するため、22:30~6:00までは使用不可にした。息子は小学生の時にお古のスマホで真夜中までyoutubeを見続けて生活リズムを大きく崩した前科がある。ながらスマホから逃れるには強い自制心必要で、まだ息子にそこまでを求めるのは酷だ。これは生活スタイルの変化によって変わってくると思うが、本人から申告があってから考えよう。

使用時間の制限はしない

アプリ単位での使用時間や、スマホの1日の使用時間の制限はしないことにする。私は制限をかける気満々だったのだが、嫁から諭されて見送った。冬休み中、帰省や友人と遊びに行く際に使用制限があるのは煩わしいし、一定の自由がないと自主性が育たない。冬休みの宿題など、やるべきことをちゃんとやれていれば他の時間の使い方は息子に委ねることにする。

ファミリーリンクで各アプリの使用時間は確認できる。冬休みとはいえ、ツムツムを2時間やるのはあきらかに時間の浪費なのだが、そういった楽しみもまたスマホを持つ目的の一つだ。一旦は許容する。

ただ冬休み前に担任との3者面談で息子は「今までの勉強量だと周りに置いて行かれる。君はまだまだ余裕があるから、これからのためにももっと勉強に時間をかけた方が良い」とハッパをかけられていたので「先生からのアドバイスは覚えているか?」と釘をさしておいた。

信用があるからこその自由

もう中学生なのだから時間の使い方は本人に任せて、自分で責任をもって時間を管理できるようになってほしい。学生の本分は学業であり、脳が柔軟なうちに新しいことをたくさん学び、脳を鍛えておかないと後々苦労する。まだ本人にはわからないだろうが、大人になると急激に記憶力が低下するので、本音ではスマホなんかで時間を浪費せずに有意義に時間を使ってほしいと思っている。

息子には「やるべきことはできると信用しているから時間制限はかけない」と伝えている。そして「もし自分でうまく管理できないとわかったら自分で時間制限を申し入れること」とも言った。我ながら中学生にそこまでの自制は難しいと思うので、おそらくは冬休み明けのテストはあまりよくない結果になるだろう。

その結果をもって、またスマホの使い方について息子と話そうと考えている。スマホを自由に使う権利は与えた。だがその前に学生としての義務を果たすことが大前提で、それをバランスよく両立できるルールを決めるたい。また、自分はどこまで自制ができるのかを息子に自覚してほしい。よほどのイノベーションがない限りは、これから一生スマホと付き合っていくことになる。まだその一歩目を踏み出したに過ぎないのだから。

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