マックでモバイルオーダーを使わない理由

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クーポンが表示されない不具合、解消

マクドナルドのモバイルオーダーは便利だ。楽天ペイで支払いできるし、クーポンも利用できる。列に並ぶ必要がないのでお店が混んでいても到着5分ほど前に注文しておけば待ち時間なく受け取れる。しかしここ最近、なぜか注文する際にアプリ上にクーポンが表示されなかった。特にエラーが表示されるわけではないので仕様かな、と思っていた。お昼時の混雑緩和のためにあえてクーポンを表示させない制御をしているのか、いやらしい、と。そしてその時は時間があったのであえて注文の列に並んだ。

しかし少し気になってネットで調べてみると、どうやら周知の不具合らしい。アプリからログオフして再度ログインすれば解消するとのこと。試してみたら確かにクーポンが表示されるようになった。勝手に仕様だと思い込んでいたわけだ。考えてみれば、クーポンを使えなくする制御をしても利用者に不満感を与えるだけで、お昼時に混雑緩和するメリットは店側にはあまりないだろう。

ここでもバイアスがかかっていた。見たもの触れたものをそのまま受け入れるのではなく、疑いと興味を持って積極的に情報を得ようと努めれば新たな気づきを得られる。年齢的なものなのか、最近自分がますます保守的になってきた気がする。守るべきところは守りつつ、攻めを忘れないようにしなければ成長は望めない。40代半ば、成長をやめるのはまだ早すぎる。

モバイルオーダーでポイ活できる

近所のマックでは、週末のお昼時であれば注文の列に10人以上並んでいることがある。観察してみると、現金払いの人も入ればクレジットカードや電子マネーで決済している人もいた。モバイルオーダーはクレジットカードやPayPay、楽天ペイ、d払いなど複数の決済手段を選択できる。

以前はモバイルオーダーで注文すると、見せて付与されるタイプのポイントがつかない、というデメリットがあったが、今はモバイルオーダーでも楽天ペイで払えば楽天ポイントが、d払いで払えばdポイントが、ポイントカードを見せた場合と同じだけ付与されるようになった。

楽天ペイの場合、楽天キャッシュへのチャージで+1.0%、楽天ペイでの支払いで+0.5%と合計1.5%のポイントが得られることになる。対面で会計するとポイントカードを見せて+0.5%、楽天カード払いで1.0%とこちらも同じく1.5%だ。

唯一、三井住友カードだけはタッチ決済すれば5%付与という大盤振る舞いに加えて楽天ポイントカードやdポイント呈示で+0.5%付与されるので、真にポイ活を意識している人は三井住友カードのタッチ決済のために列に並んでモバイルオーダーは使わない、という選択肢もある。でも見た限り、タッチ決済をしている人はほとんど見かけなかった。

いつまでも保守的ではいられない

クレジットカードを持つこと・使うことに抵抗がある人は一定の割合で存在するが、PayPayならクレジットカードを持たなくてもモバイルオーダーは使える。株主優待券を使用する場合はモバイルオーダーは使えないのだが、優待券利用者はそこまで多くはなさそうだ。

ということは、モバイルオーダーを使わない理由は

・現金で決済したい
・新しいサービスを利用することに抵抗がある
・モバイルオーダーはまだポイントが付与されない、と思っている
・よくわからない、手続きが面倒くさい
・待つことに抵抗がない
・スマホを持っていない

といったあたりだろうか。

便利なサービスがあればだれもが積極的に利用する、というわけではない。便利さ以上に不便さ・デメリットを感じて思いとどまる人たちが一定数いる。また、利用方法を調べられないなど、ITリテラシーが高くない人もいる。最新の情報についていけずに難民化している人もいる。現金利用にこだわる人もいる。

でも、少子高齢化・労働力不足がますます進めば、これからもいろいろなサービスがスマホやインターネットで利用可能になり、キャッシュレス決済も浸透し、対面でのサービスは必要最低限になっていくだろう。お店だけでなく、公共サービスだってその流れは避けられない。このまま保守的なままで今を変えようとしなければ、利用できるサービスがどんどん制限されていってしまう。サービスを提供する側の努力も必要だが、ユーザも一人ひとりが情報を得て新しいサービスを利用する努力が必要になる。

マイナンバーカードもそうだが、便利なものは身近なところから積極的に使用していったほうが良い。新しいサービスに不満があっても、それもまた学びだ。学ぶことで変化に対応し、人は成長し、サービスも向上する。このご時世、いつまでも保守的ではいられない。

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