歯医者が好き

健康をマネジメント
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恋愛の話ではない。私は歯医者に行くのが好きだ。

社会人になってからは、定期的に歯科検診に行くようになった。高校までは学校で歯科検診があり、そこで見つかった虫歯を治療することが多かった。大学になるとそういった検診がないので、歯医者に行くのは歯の痛みを自覚してからになる。そうすると虫歯が進行していて、歯の神経を抜くような治療が必要になる。

3か月や半年毎に歯科検診を受ければ、虫歯が見つかっても少し削るだけなので治療期間が短く済むし、痛みを自覚する前に治療ができる。またコーヒーやお茶によって茶色くなった歯をクリーニングしてくれるので、見た目の印象も良くなる。検診が終わった後、必ず次の検診の予約も入れておく。

悪いところは積極的に直したい

虫歯の治療は少なからず痛みを伴う。昔に比べれば痛みを抑える技術は大きく進歩しているが、それでも治療中だけでなく治療後もしばらく痛みが出ることもある。だが、検診で虫歯が見つかれば。痛みを感じてから治療するのと比べて、治療にかかる時間や痛みに苦しむ期間はずっと少ない。痛みが出るとおいしく食事をとることにも支障がでるし、ひどくなると仕事だけでなく睡眠にも影響がでる。虫歯に人生を支配されてしまい、日々を楽しく過ごすことが出来なくなる。

私は人に支配されるのは好きではないし、仕事においても過度に行動や判断を制限されたり、細かく指示されるのは好まない。同様に、虫歯に私の行動を制限されるのは嫌なのだ。だからコントロールできるうちに先手を打って対処するには、定期的な歯科検診は欠かせない。サーバやネットワーク機器に対する予防保守の意味合いに近いかもしれない。故障する前に計画的に停止して交換すれば、業務への影響は最小限に抑えられる。

先手を打って主体的に行動し被害を最小限することによって”自分で自分の人生を生きる”というある種の「自己実現欲求」を満たし、自然と満足度・幸福度もあがるのだ。

医療技術の進歩を感じられる

今は、近所にある少し大きめの歯医者に通っている。もう10年以上も通い続けている。基本的には3か月毎にしか通院しないので、次の検診に行くと前の担当の医師や歯科衛生士が退職しており、新しい人が担当になっている、ということがたまにある。

治療や処置の記録はカルテで引き継がれており、今はレントゲン写真などもパソコンで共有されているので、担当が変わる事への不安・不満は特にない。唯一技術力が維持されるかどうかは気になるところだが、実際は技術力が向上することの方が多い。先日定期健診に行った際、古い詰め物が欠けてできた虫歯が見つかったのだが、私を担当した若い医師が最新機器を使いこなしてテキパキと処置してくれた。同じ機材でも、以前の担当医が使っていなかった機能をその若い医師が使っていた。

歯科医療もその技術や設備が日々進歩しており、大学では最新の知識を学ぶのだろう。病院に勤務すれば数多くの患者を担当し、様々な症例に対処することで経験を積み、技術力・判断力・自信もついていく。また多くの医師は講習会や勉強会に参加し、最新技術や知識に着いていくための努力もされているとは思う。だが社会人は学生に比べて学びに充てられる時間が圧倒的に少ない。医者が一人で開業している病院であればなおさら、最新医療が提供される機会は減っていく。

歯医者は内科・外科・産婦人科・小児科と比べて人気があり、成り手も多いと聞く。少し大きめの病院に勤務し経験を積んでから空白地を狙って開業する、ということが多いのだろうか。実際、大阪市内には歯医者がいたるところにあるし、次々に新たに開業もしている。新しい歯医者は設備も最新で、最新の医療を受けられることが多いし、規模の大きい歯医者なら定期的に設備や人がアップデートされるので、他の病院に比べると技術・医療の進歩をより実感できる。

50代以降の幸せのために

40代半ばに差し掛かると、体を定期的にメンテナンスして健康を維持し、常に調子を整えておく事はとても重要だ。20代のころに比べれば明らかに無理は効かなくなり、調子が悪いと体力・気力・集中力にも影響がでる。また怪我や病気も治りにくくなっているので、早期発見・早期治療を心掛けている。

歯医者だけでなく、眼科にも3ヵ月に1回通っており、数年前の成人病検診で指摘されたところが悪化していないか、定期的にチェックを受けている。また、10年ほど前に大腸ポリープが見つかってからは、数年おきに大腸の内視鏡検査も受けている。

今年の成人病検診では、新たに「慢性関節ヘルニア」の疑いで3か月後に再検査、という通知も受け取った。もちろん嬉しい通知ではないが、自覚症状がない”疑い”のうちならば、治療が必要な病気であっても先手を打って早めに対処できる。これはとても喜ばしいことだ。

仕事の合間に病院に通うのはめんどくさいことだ。だがプロスポーツ選手が長く競技を続けるのには日々のメンテナンスが欠かせないのと同様に、サラリーマンであっても高いレベルで成果を発揮続けるにはコンディション維持が大切だ。そしていつか退職しても、そのあとは今以上に健康でいることが求められる。

健康でなければ、長生きしても辛いだけだ。そのためには今をめんどくさがっている場合ではないし、病院を嫌っていてはいけない。好きになろうとまでは言わないが、検診結果が悪くても「早めに見つかってラッキーだった」と前向きにとらえることが、今後の幸せにつながる。

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