大阪万博の課題と解決法(攻略法)その1

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2025年4月29日(火)、開幕して2週間が経った大阪万博に行ってきた。朝9時から夜21時まで歩き回って疲労と寒さでくたくたになったけれど、めちゃくちゃ楽しかった。ネガティブ情報で偏った情報に流されて歴史的なイベントに参加しないのはもったいない。これだけのイベントはもう二度とないかもしれないので、関西圏に住んでいる人以外も是非に行ってほしい。

だがどんなイベントにも課題があり、そういった課題にいかに対処するかによって満足度は何倍にもなる。今回の万博はとくにそういった傾向が強いと思うので、私の経験をもとに課題と解決法(攻略法)を共有したい。これから万博に行く、または行こうか迷っている方々の参考になれば幸いだ。

課題1:万博になにがあるのか分からない

開幕前は各パビリオンの情報が公開されず、公式サイトの紹介動画を見ても雰囲気しか分からなかったが、3月に『ぴあ』が出版されてようやく全体像が見えてきた。知りたい情報が載っているわけではないが、どういったパビリオンがあるのか、そこで何が出来るのかがぼんやりと見えてきた。また会場の詳細地図が乗っているので、どう回るかを考える材料となる。

開幕後には『るるぶ』も出版された。私は未購入だがテストランや実際の現地取材に基づく情報が掲載されているだろうから、まずはこの辺りを読むところから始めてみよう。

yahooニュースやGoogleでピックアップされる情報にはネガティブで偏ったものが多いのであまりお勧めしない。それよりも万博公式のインスタをフォローする、Threads(スレッズ)で万博に行った人・行く予定の人の新鮮な生の声を聴くほうが有用な情報を得られる。

そうして一定以上の興味がわけば、あとは自然と情報が入ってくるだろう。通期パスを使ってすでに何度も万博に足を運んでいる人もたくさんいるのだ。

課題2:チケット購入がややこしい

このチケット購入が今回の万博において一番の課題であり、乗り越えなければならない障壁となっていた。特に開幕前はこの辺りの情報が少なく、何度も認証を求められたりするので心折れて購入をあきらめた人もいたと思う。

だがようやく情報が整理され、公式サイトの案内に従っていけばそこまで苦労なく購入できる。ITリテラシーの個人差にもよるが、ある程度インターネットに触れている人であれば問題はないだろう。

どうしても難しければチケット付きのツアーに申し込むというのもアリだ。万博会場はとてつもなく広くパビリオンの数も多い。そのためどれだけ時間があっても十分と言うことはない。せっかくのイベントなのでチケット&ホテル付きのプランを申し込めばホテル代も割引が効いてコスパも良い。

課題3:予約がややこしい

並ばない万博を掲げていたこともあり、チケット購入の次のハードルが『予約』だ。

まず入場日時と入場ゲートを決め、次にイベントやパビリオンの閲覧予約を行うのだが、この予約が万博に対する満足度を左右するといっても過言ではない。予約抽選は2回チャンスがあり、入場日の2ヵ月前まで、7日前までに希望のパビリオンやイベントをそれぞれ5個まで選択すると、当選すればメールで通知が来る(当選しなければチケットサイトでの通知のみ)。同じパビリオンを別の時間帯で申し込むことも可能だ。

2か月前から入場日を決められる人はそんなに多くはなくので、また7日前よりも予約枠が多いらしいので2か月前抽選のほうが当選しやすい。都合が悪くなればあとから入場日は変えられるので、2か月前抽選に申し込むためにも先に入場日を決めてしまいたい。そうすることで万博に対してより積極的に情報収集するようになるので情報戦で優位に立つこともできる。

あくまで抽選なので一つも当選しないこともある。ただ2か月前抽選は他よりもチャンスではあるため、比較的すいている昼食時間前後を狙って1~2つのパビリオンに予約を集中させるか、もし21時頃まで滞在する予定ならば夕方の予約抽選を狙うのもありだ。

7日前予約も2か月前予約と基本的には同じだが、予約枠数が少ないため余程の幸運でなければ予約が取れない。特に国内パビリオンやシグネチャーは人気が高いので、ショーや海外パビリオンを狙った方が当選はしやすい。ただそういったパビリオンは当日でも短い待ち時間で入場できることも多いので、2か月前抽選と同じようにダメ元でチャレンジしても良い。

さらに3日前予約、当日予約があり、これらは抽選ではなく早い者勝ちとなる。3日前予約は入場3日前の0時から予約が可能になるが、チケットサイトのアクセスが集中するので遅くとも30分前にはログインして待機しておかないとパビリオンの予約ページにたどり着くことさえできない。またたどり着くことが出来ても人気のパビリオンの予約はすぐに埋まってしまうため、3日前予約では企業パビリオンやシグネチャーパビリオンは避けて、0時過ぎになったらすぐに海外パビリオンを狙いに行った方が良いと思う。事前に調べて興味のある海外パビリオンのリストを作っておくほうが良いだろう。一つも予約がとれていないと当日の計画が立てずらく不安にもなる。

当日予約は入場後10分後に予約可能になる。私は9時に入場したので9時10分過ぎに、昼前のシグネチャーパビリオンを予約できた。10時以降に入場した場合、どれだけの予約が空いているかは分からない。ガンダムパビリオンに限り、12時、15時、17時、19時に以降1~2時間の当日予約枠があく(私は12時の枠で15時頃の予約が取れた)が、今のところ他のパビリオンではそういったことはやっていなさそうだ。万博に行く機会が限られているなら、やはり朝イチで入場して当日予約を取りに行く方が良い。

課題4:入場に時間がかかる

万博会場には東ゲートと西ゲートがあり、地下鉄で行くのなら夢洲駅で降りてすぐに東ゲートがある。地下鉄の方がアクセスしやすく、当然ながら人も多い。ただチケット購入時に入場時間を指定することから、入場自体に長時間待つということはない。

ニュースでも入場ゲート前の長蛇の列が度々放送されるが、荷物チェックや誘導はずいぶんと洗練されており、またゲート数も多いので30分も経たずに入場できる。東と西どちらから入場すればよいか悩むのであれば、最初に行くパビリオンを決めた後でそこから近いゲートで入場すればよい。

ちなみに西ゲートから入場する場合は別途シャトルバスのチケット購入が必要だ。チケットが売り切れると希望の時間にゲートまで行くことが出来ない。前日までキャンセルが無料なので、迷っている場合は先に買って後から考えるのもアリだ。

また、入場チケットを購入する際に入場ゲートを決めるのだが、どうやら違うゲートからでも入場できるらしい(公式発表はなく、SNS情報なので事実未確認)。混雑状況によって入場ゲートの変更ができなるが実際は気にしなくても大丈夫だ。ただし入場前に別ゲートに移動することはできないので、東ゲートから入場したければ地下鉄、西ゲートから入場したければバスで、それぞれのゲートに行く必要がある。

事前準備は大事

振り返ってみれば、チケットを購入してから入場するまでは日々不安だった。

7日前予約が全て落選し、またくら寿司やイタリア館も予約に出遅れたため戦うことすらできなかった。当日どういった計画・作戦で行くかについてもギリギリまで家族で揉めていた。せっかく行くのに全然たのしめなかったらどうしよう、そんな漠然とした不安の中にいた。

結論から先に言えば、事前予約をしなくても万博を楽しむことは可能だし、そのあたりは次の投稿に記載する予定ではあるが、それでも情報収集含めた事前準備に如何に時間を割くかによっては、やはり当日の満足度に違いが生じることは否めない。

万博の楽しみ方は千差万別であり、個々が何に興味を持っているか、何を優先するかによっても異なるため、細かい楽しみ方を記事にすることはできない。そのためまずは万博に興味を持って、公式SNSをフォローし、自ら情報を取りに行くことが重要なのだ。

その2に続く

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