英会話のススメ

自己研鑽をマネジメント
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英語を学び直す

2013年に、不意に英語を勉強し直そうと思い立った。学生のころから英語に苦手意識があったが、苦手なことにあえてチャレンジしたいと思ったのだ。また10年~20年後を考えると英語が使えた方が良いことが多い、可能性が広がると考えた。成果が見えるまでには時間もかかるだろうから、始めるなら早いほうが良い。思い立ったが吉日だ、と手始めにDUO3.0を購入して英単語や例文を覚えはじめた。通勤途中にリスニングもしていた。その年の12月、初めて受けたTOEICは335点だった(990点満点)。

英文法やフォニックス、瞬間英作文など、いろいろ参考書を買って順番にこなしていった。詳細はまた別の記事で書こうと思うが、次のステップとして2016年からレアジョブの英会話を始めた。そのころはTOEIC500点をさまよっていた。会社の福利厚生で年間8万円分のカフェテリアポイント(80ポイント)が付与され、資格試験の通信教育などに使えるのだが、8万円分使い切るのはかなり厳しい。ポイントは最大2年間しか保有できず、期限が過ぎれば失効してしまう。もったいないと思っていた矢先に、レアジョブ英会話でポイントが使えるようになった。月8回コースなら3か月毎で24ポイント。2年分160ポイントたまっていたので、ポイント消費にはうってつけだ。

レアジョブ英会話を始めた

無料お試しを経て、週2回30分間のオンライン英会話が始まった。講師を選択して予約をとる。「初心者向け」「年齢層」「ビジネス英会話向け」「性別」など、好みのタイプを選ぶことができる。講師リストには顔写真も載っていて、予約の際には教材も好みや目的にあわせて選択する。講師にはいろいろなタイプがいるが、基本的にポジティブで褒めてくれるので続けやすかった。ただレッスン中に鶏や家畜の鳴き声がうるさかったり、子供がカメラに写り込んだりとちょっとしたアクシデントもある。回線が切れてレッスンが受けれなかったときやレッスン内容に不満があれば無料でもう1レッスン受けられる。講師側はビデオをオンにしているが、私のパソコンはカメラが付いていない。かといって英会話のためにskypeカメラを外付けする必要も感じなかったので、今もカメラオフのままだ。

しばらくは「初心者向け」の講師と、日常英会話の教材を使ったレッスンを受けていた。レッスンのたびに講師を予約するので同じ講師を続けて選べないこともあるが、前回どの教材でどこまで進んだかは共有できるので、講師が代わっても教材の続きからレッスンを受けられる。しかし日常英会話の教材が進んでいっても英会話スキルが身についている手ごたえがなく、実感も湧かなかった。新しい表現がでてきても、それを記憶して身につけるのは30分では足りない。覚えるためには繰り返し読む・書くといった地道な勉強が必要だ。でも英会話とは別に英単語や英文法の勉強もやっているので勉強範囲が若干被る。どうしたらよいだろうか。

そんな時、レッスン予約時に「教材を選ばない」ことができることが分かった。教材にそったレッスンではなく、ただ講師と日常会話をするというものだ。講師からの「最近なにかあった?」「週末はどう過ごしてる?」といった一言で始まる。教材がないので講師から何を問われているか理解する必要があるし、30分しゃべり続けることは大変だ。でも困ったら「Pardon?(すいません)」と言えば、こちらが理解できなかったことが伝わるので、言い直してくれたりチャットで文字に起こしてくれ、悪戦苦闘しつつも、何とかなった。

ある日、会話の中で単語や文法の誤りを常にチャットで指摘してる講師に出会った。レッスン中は話すことが精いっぱいなので、レッスン後にチャットをみて振り返ることができ、これはとてもありがたい。それ以降その講師を優先的に予約するようになり、気づけば5年以上ににわたって400回以上のレッスンを受けている。

英会話には副次的効果もある

週に2回、講師と日常会話をする。これは英語の能力向上とは別の効果もある。同じ講師であれば、「(前のレッスンから)この2~3日の間に何があったか」が話題の中心となるので、レッスンのたびに「何かあったかな?」と振り返る。仕事や家庭での出来事、世の中の話題、メディアからの情報。生きている限りは「何もなかった」なんてことはないのだが、意識して思い返さなければただ毎日が過ぎ去っていく。30分間をつなぐために、3日間を必死に思い返す。

娘が学校で楽しいことがあったと言っていた。ネットで欲しかったものを買った。嫁がイライラしている。仕事でちょっとした事件があった。だから私はこう感じた。今はこう考えている。良かったことは思い出として記憶に残るし、悪かったことは振り返り・反省・気づきにつながる。

相手は遠く離れたフィリピン人なので、利害関係がない。何を話しても良いので、悩みがあっても第三者としてただ話を聞いてくれる。誰かに話したことで悩みが軽くなったり、自分の考えが整理できる。

当たり障りのない内容を、簡単な言葉にして伝える。私には複雑な感情や表現を伝えるための語彙や単語力がないので、自然とシンプルな英文になる。中学生英語と大差はない。要は何があったのか。日々の出来事の要点をまとめて相手に伝える、という習慣が生まれた。

・数日前の出来事を振り返る
・第三者に話すことで自分の考えを整理できる
・要点を整理して伝える

気づけばTOEICは700点を超えるようになった。いまだに英語力がついてきた実感はないけれど、副次的な効果も大いにあるので英会話はおススメだ。

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