凹んだ鍋のふたが届いたら

感情をマネジメント
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一時の感情に流されてはいけない

嫁がネットでフリーサイズのフライパンのふたを注文したのだが、届いた商品は縁が歪んでいた。訳アリをあえて注文したのかと思ったがそうではなかった。つまり不良品ということだ。返品して交換してもらえばよいと思うのだが、その手続きがめんどくさいので泣き寝入りするらしい。

しかし経験則から言えば「めんどくさい」と思って先送り・見送りした結果が良かったことなんてほとんどない。毎日使うものの場合は特にそうだ。使い勝手に影響がなかったとしても、歪んだふたはまず形状がいびつで美しくないので目障りだ。少なくとも見ていてよい気持ちはしない。その不良品を一時の「めんどくさい」という感情、怠け心で交換しなかったことは、見る度に心に影を落とす。

また、今は中サイズのフライパンを使っているので機能面で問題がなくても、嫁はさらに大きめのフライパンも購入する予定だという。そのためにフリーサイズのふたを買うという判断をしたのだ。となると歪みのせいで大きなフライパンにちゃんとふたできない、ということが起こりえる。その場合使い勝手に影響が及ぶことになり、歪んだふたを使うことがストレスになる。購入したこと、返品しなかったことを後悔するようになるかもしれない。

それであれば、めんどくさい気持ちを乗り越えて行動するべきだ。せっかくの休日に返品の手続きをするのは確かにめんどうだ。でも、どういった手続きが発生するかはお店の対応にもよるが、せいぜい「着払いで商品を送り返す」くらいのことだ。近くにコンビニがあれば1時間もかからない。今返品のために時間を費やすことで、これから数年間快適に新しいふたを使う日々を得られるのなら、安いものではないか。

お店に「商品に問題があった」ことを伝えるだけでも重要なことだ。メール1本書くのに10分もかからない。不良品が届くということはお店側の手続きにも何らかの問題があるわけで、被害者は他にもいるかもしれない。お店側にこういった問題が生じたことを知らせてあげることで未来の損失を防ぐことに繋がるし、未来の被害者を減らすこともできる。情けは人の為ならず、ということだ。

未来のために、今を大事に判断する

目の前の判断は、これからの未来に責任を持つ。それゆえ一時的な感情で判断してはいけない。何事にも「メリット」「デメリット」がある。短期的な「デメリット」に流されて長期的な「メリット」を失わないようにしたい。「めんどくさい」という感情だけではなく、選択肢に応じて「メリット」「デメリット」を評価して判断材料にすることで、責任を持って判断ができるようになる。

注文した時に何を期待していたか、期待値を忘れてはいけない。買うことが目的ではなく、買った商品によって日々の生活がより良く変化することを期待していたはずだ。ストレスからの解放、今までできなかったことが出来るようになる喜び。期待に胸が膨らんでいたはずだ。

その時の熱量を大事にして、届いた商品を正しく評価しよう。「めんどくさい」で片づけて本当によいのかどうか。未来の自分を後悔させてはいけない。

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