分かっているつもりだったけれどそうではなかった、という話。
娘がコロナに罹った
金曜日の夕方、娘が頭が痛いと言い出した。熱を測ると39.0度あり「コロナか?」と疑ったものの、そこまでしんどそうではない。冬休み明けで少し生活リズムが乱れ気味かつ登校疲れだろうかと思って早めに寝かした。
翌朝、熱は下がらず。それでも一人で起きてきていつもと変わらずテレビを見ていた。少し朝食を食べた後、しんどそうだったので寝室に連れていこうとしたら吐いた。
この様子を見て、嫁と「コロナじゃないっぽいね」と話していた。疲れがたまっているとき、娘はしばしば吐くことがあった。でもそのあとはケロッと元気になるので、今回もそのパターンかな、と思った。夏に息子がコロナに罹ったとき息子はもっとしんどそうだったし、その際は娘にはうつらなかったので、耐性があるのかな、と期待していた。
しかし大阪市から配布された簡易キットで検査すると見事に陽性。7日間の自宅療養が決まった。幸いにも症状は軽めだが、明らかに私の初動は遅かったことは反省しないといけない。
私は大丈夫
娘が罹患した時点で家族全員が濃厚接触者だ。今は濃厚接触しても症状がなければ、その後の濃厚接触を避けて6日目から外出自粛の必要がなくなる。
私はオミクロン株対応を含めて4回ワクチンを接種している。そのためか、息子がコロナになったときは無症状だったし、毎回ワクチンを打っても翌日の副反応はほとんど出ない。友人数名と飲みに行った数日後にそのうちの1人がコロナ陽性になっても私は平気だった。
きっと耐性があるんだろう。だから今回も6日目からは出社できる。その前提であれば、仕事への影響はほとんどなさそうだ、と勝手に安心していた。
でも昨日の夜から少しのどが痛くなってきた。味覚もいつもと違うような気もする。疑心暗鬼になっているかもしれないが、私自身がコロナに罹っている可能性がある。今すぐにできることはなにもないので今日は安静にして、明日の状況によっては仕事の調整が必要になる。
コロナでないほうが都合がいい=正常性バイアス
家族がコロナに罹ればほかの家族にうつる可能性が高いし、うつらなくても行動制限がかかる。私も週明けに対面での打ち合わせを予定していた。なので大丈夫だと思い込みたかった。
長男の時も同様で、この状況下で体調不良や熱があればまずコロナを疑うべきだったが、すぐに病院にはいかずに家庭内隔離もしなかった。翌日コロナ陽性の診断を受け、医者から「家庭内隔離」の指示をうけてようやく対処した。
私は基本的に楽観主義だ。悪いことがあっても「まだ最悪のケースではない」「大丈夫」と物事を前向きにとらえる。悲観視しすぎて動けなくなるより、とにかく仕事などを前に進めるためには大事なことだ。でも大前提として「最悪のケース」をしっかりと想定し準備しておかなければ、万が一に対処ができない。
仕事でも家庭でも、妄信的な楽観主義は危険だということを思い知った。