仕事では「さん」付けで統一すべき

仕事をマネジメント
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若手の頃は年齢や入社年次を基準にして、後輩や年下を呼ぶ際に男性は「君」、女性は「さん」と呼び分けていた。しかし他部署含めて後輩社員が増えてくると年齢・年次が良く分からなくなり、状況に応じて呼び方を変えるのも煩わしくなってきた。また協力会社は年下でも「~さん」と呼ぶべきだし、転職や異動で年齢・年次が上の社員が部下になることもあったので、数年もしないうちに呼び方を男女や年次を問わず「さん」に統一した。最初から「さん」付けにしておけばどんな状況でも使えるし、もし後輩が上司になっても呼び方を変える必要がない。

また、今は事業会社に出向しているので出向元からすればお客さんの立場となるが、そんな時に自社のシステム担当が後輩だからといって「君」付けで呼ぶわけにもいかない。それに彼ら彼女らと自社内で会ったときに呼び方を変えるのもおかしな話だ。

役職者に対しても「~部長」や「~次長」ではなく、「~さん」と呼ぶことが推奨されたため、今も出向先・自社共に役職で呼ぶことはほとんどない。ただしメールや資料など役職を意識する必要のある文面では意図的に役職を使っている。

そういうわけで、私は現在は上司や部下、ベンダなどすべての関係者を「さん」付けで呼んでいる。

「ちゃん」付けや呼び捨てに対する違和感

私自身は楽だから「さん」付けに統一しているわけで、本来は他の人が誰をどう呼ぼうと勝手ではある。だが昨年グループに加わった事業会社のプロパー社員が自社の後輩を男性は呼び捨て、女性は「ちゃん」付けで呼んでいるのを耳にしてひどく違和感、むしろ不快感を覚えた。

「さん」付けは敬称であり、相手を敬う気持ちをもって接することの表明だ。それは年下や部下、他者ベンダーであっても一人の社会人、人間として認めている証でもある。また、役職は単なる役割の違いであって、役職があるから人として優れている、価値がある、偉いといったことはない。役職に応じて背負う責任が大きくなるが、その分給料・報酬が高いというだけの違いだ。各自が自身の役割を全うすることで組織は成立する。役職者、管理者だけでは成果はでないし、部下・メンバーが居てこその管理者だ。そういう意味では、一人ひとりが対等なのだ。

だが、呼び捨てや「ちゃん」付けは明らかに相手を下に見ている。見下す、という程の思いはないにしても、年下の後輩を子ども扱いしている。

呼ばれる側が嫌でないのであれば気にしなくても良いことなのだろうが、私としては、後輩であっても最低限の敬意を持って接することが出来ない人を信じる事はできないし、一緒に仕事をしたくはない。

部長も陰で「君」付け

そのプロパー社員は10年以上前にシステム部門にいたらしい。そして営業部門に異動し、昨年またシステム部門に帰ってきた。そのためシステム部門にはかつての先輩や後輩など、顔なじみが多く残っていた。そして10年も経つと、成果、能力によって役割が大きく変わっており、後輩が部長になっていることもある。

彼はグループ内の打ち合わせでも、その部長を「君」付けで呼んでいた。しかし直接その部長と直接会話する際は「~部長」または「~さん」と呼ぶ。状況に応じて使い分けができるのであれば後者に統一すればよいのに、なぜ小規模の打ち合わせでは「君」付けをするのか。そこには、自分が先輩であることの優位性を内輪で誇示する気持ちがあるのかもしれないが、仕事をする上でも人としても、先輩・年上であること自体に優位性はない。そこを理解していないのか見栄なのかは分からないが、やはり人としての薄さを感じてしまう。

そこまで深い意図はなく、ただ昔の後輩だから呼び慣れている「君」付けをしているだけかもしれないが、私含めてマイナスの印象を持たれてしまうこと自体がすでにマイナス、デメリットだ。

最初が肝心

後輩を「君」や「ちゃん」付けする、後輩の上司の呼び方を状況に応じて変える事に、少なくとも仕事上のメリットはない。呼ばれる側が、先輩から「さん」付けされることで他人行儀で距離感を感じる、ということもあるかもしれないが、仕事は仕事、会社は会社、所詮他人なのだから、仕事をする上で必要以上に親しみを持たせることもない。お互いを尊重し、信頼感があればよい。

ということから、やはり後輩や部下であっても初めから「さん」付けで統一しておけば一番無難だろう。状況によって呼び方を変える事でマイナスの印象を周りに与えたり、また呼び方を間違えてしまうこともなくなる。急に後輩の呼び方を変えるのも大変だが、社会人生活がまだ続くのならば、どこかで線を引いて切り替えていく方が望ましい。

もちろん友人なら呼び方は自由だ。

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