マクドナルドをお得に使う

お金をマネジメント
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若いころはマクドナルドに大変お世話になった。大学構内にマクドナルドがあり、且つ当時は円高&デフレ真っただ中でファストフードはどこも値下げ合戦を繰り広げていて、ハンバーガーが65円、チーズバーガーは80円という時代だった。昼食にハンバーガー2個、チーズバーガー1個食べても僅か210円なので、これは食べ盛りの大学生にはとてもありがたかった。今は210円出してもチーズバーガーを一つ買ことしかできない。

そんな私もすでに40代半ば、カロリーや栄養バランスに気をつけていることもあってマクドナルドを食べる機会はかなり少なくなくなった。ハンバーガーそのものはパテのパサつき感があまり好きではないので、月見バーガーグラコロなど季節限定ものが出るタイミングで食べる程度だ。そしてそういった限定メニューは総じて値段が高い。そんな時に役に立つのがマクドナルドの株主優待券だ。

株主優待と、Oliveのタッチ決済

マクドナルドの株を100株持っていれば、バーガー、ドリンク、サイドメニューの組合せで6枚つづりの株主優待券が半年毎に貰える。基本的にはセットで注文できるメニューが対象だがバラでも使えるので、高価格帯のバーガーを買う際にとても重宝する。しかもトマトスライスが3枚まで増量できる裏技もある。またドリンクもフロートまでは優待券の対象なので、320円のコーラフロートやソーダフロートを買うと子供たちのテンションが上がって楽しい。サイドメニューはボテトLを選ぶことが多いが、クーポンやキャンペーンで値下がりしているときはナゲットやサラダにすることもある。総じて株主優待券1セットで1,000円分以上を支払えるので、半年で6セット、6,000円~7,000円分と考えるとかなりお得なのだ。

ただし最近マクドナルドの株価は値上がりしており2023年10月末時点で5,810円なので、100株買うなら58万円という少なくないお金が必要だ。とはいえ人気のある株なので中長期で暴落するリスクは低く、また1株39円の配当ももらえるので、年2回の優待券と合わせて15,000円程度の還元があると思えば銀行で眠っている貯蓄を株に投資するのは悪くはない選択肢だろう。

そして優待券を使わない分は三井住友カード Oliveでタッチ決済で支払う。1,000円にも満たない金額だが、10.5%のVポイントが還元されるため例え800円の支払いであっても90円が返ってくる。

ちなみに10.5%の内訳は「スマホのタッチ決済7%、アプリログイン1%、選べる特典1%、SBI証券0.5%、住宅ローン1%」だ。NISA口座をSBI証券に移せばもう1%上がるので、そこまでは上げていいくつもりだ。

支払い時には少し気持ちの準備が必要

ほとんどの店員は株主優待券やタッチ決済の取り扱いに慣れているが、お昼時でカウンターが混雑しているときに他の客からの無言のプレッシャーに焦って注文を間違えたりしないよう、いろいろと準備をしておいたほうが良いかもしれない。

①事前にスマホでタッチ決済を設定をする

 スマホでタッチ決済しないと7%還元対象にならない(クレカのタッチ決済は5%還元)ので、事前にOliveをApplePayやGoogleウォレットに設定しておこう。

②待ち時間にあらかじめ注文するメニューを考える

高価格帯のバーガーは優待券を使用するメリットが大きいが、ハンバーガーやコーヒー、シェイクといった安価なメニューやクーポンが適用される場合は優先順位が下がる。優待券が余るほどあれば話は別だが、半年で6セットとなるとどのメニューを株主優待券で購入するのか戦略が必要だ。

私はたいてい1回で2セット分、合計6枚の優待券を使用する。子供が好きなチーズバーガー、てりやきバーガーに安価な部類なので優待券は使わず、高価格帯のバーガー2個+ポテトL+ナゲット+フロート2杯、というのがお決まりのパターンだ。ポテトやナゲットが安い場合はサイドメニューをサラダにすることもある。ここはマクドナルドのアプリを事前にチェックしておく。

③カウンターでは最初に株主優待券を何枚使うか伝える

 カウンターでは、バーガー、サイド、ドリンクとそれぞれ何枚の株主優待券を使うかを最初に伝えるといい。「株主優待を使います」と言って優待券を手渡しながら注文するとスムーズだ。トマトのトッピングを追加したければ、この時に一緒に伝えよう。

④優待券での注文が済んだら、追加メニューを注文する

「ご注文は以上ですか?」とお決まりのフレーズが登場するが、ここで「追加の注文をお願いします」と切り返す。そしてクーポンや単品でのメニューを注文すればいい。

⑤ポイントカードを提示し、支払う

注文が済んだらポイントカードの有無を聞かれるので、楽天ポイントカードを提示して0.5%の楽天ポイントゲットする。そしてクレジットカードで支払う旨を伝え、スマホの画面ロックを解除した状態でレジ前のリーダーにかざせば終了だ。注文した商品の準備ができるまで受取りカウンターか店舗内のテーブルで待てばよい。

お得ではあるが、モバイルオーダーは使えない

株主優待券+Visaタッチ決済は対面での手続きが前提であり、モバイルオーダーは使用できないのは時代に逆行しているとは思うがこればかりは仕方がない。株主優待券はいずれデジタル化されるだろうが三井住友カードはアプリでのVisaタッチを推奨しているので、モバイルオーダーを使ってVポイントが高還元されることはなさそうだ。おそらくVISAブランドに支払う手数料などが関係しているのだろう。

そういうわけで、私もマクドナルドのモバイルオーダーは使わない側にいる。

そのため私には実質関係ないのだが、マクドナルドから2024年1月14日で楽天ポイントの取り扱いが終了すること、そして楽天ペイでの対面支払いが可能となることが発表された。

もともと楽天ペイはモバイルオーダーでしか使用できなかったが、体面であっても楽天キャッシュへのチャージ+楽天ペイ決済で1.5%の楽天ポイントが還元されるようになる。対面であれば楽天ポイントカード提示+楽天ポイントカード決済でも1.5%のポイント還元だったので、楽天ペイユーザが私のように株主優待券と併用する場合に楽天ペイ払いを使うことになるのだろう。レジで注文する際にひと手間減るので、僅かではあるが混雑解消の効果も狙っているに違いない。

ただ株主優待券の差額でポイント還元を期待するのなら1.5%還元だと僅か10円程度なので、やっぱりマクドナルドに行くならOliveのVisaタッチが比類なくお得だ。

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