もうすぐ9月になるというのにまだまだ残暑が厳しい。いまだに35度を超える日々が続き、夜も熱帯夜が続いてクーラーなしでは過ごせない。それでもこの夏に備えて購入した二つのグッズのおかげで、僅かながら快適に過ごすことが出来たので紹介したい。
無印良品 ルームサンダル・鼻緒
蒸し暑い夏を過ごすにはルームサンダルが快適だ。湿気で湿った床を素足で歩くとべとべとするし、だからと言って室内で靴下を履くのは暑い。そこで数年前からルームサンダルを愛用しているが、これまで購入したものはどれも耐久性に不満があった。履き心地が良くてもすぐに底がすり減って破れてしまう。ワンシーズン持てばよい方で、2ヵ月足らずで履けなくなったこともあった。また、私の足は28センチあるが、ネットで打っているサンダルはMとLしかないことが多く、Lを買ってもかかとがはみ出てしまっていた。しかも1,000円以下で売っている店はなかった。
今年の春ごろ、例年のようにネットでルームサンダルを選んでいると、無印良品で良さげな商品を見つけた。綿製で洗濯が出来て、XLサイズがある。無印らしくデザインはシンプルだが、色の種類は沢山ある。しかも値段は僅か590円だ。店舗に常時置いてあるわけではないが、ネットで注文して配送してもらっても送料は500円なので、去年までネットで注文していた商品より安い。しかも近くの店舗まで送ってもらえば送料は無料になる。早速XLサイズを注文し、最寄りの店舗で受け取った。
結果、最高である。蒸れることなく、真夏でもさらっとしていて履き心地がとても良い。またサイズ感もちょうどよく、鼻緒部分が痛くなることも、かかとがはみ出ることもない。なにより耐久性が素晴らしい。2度手洗いしたが、底がすり減ったり糸がほつれたりもしていない。安さのあまり、耐久性を不安視して2~3足買っておいた方がよいかと思ったが、まったくの杞憂だった。今年はもちろん、2~3年は使えそうだ。ただこの値段で次も買えるか分からないし、なにかの理由で販売が終了してしまうと困るので、予備で何足か買っておいたほうが良いかを悩み中だ。もう夏も終わりに近づいているので、店舗で夏物セールがあればさらにお安く手に入る可能性もある。見つけたら、その時考えよう。
ハット型 自転車用ヘルメット
今年の4月から、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務化された。あくまで努力義務なので、違反しても罰則はない。だが交通量が多い大阪市内を突っ切って自転車通勤する際に事故にあう可能性は、電車通勤に比べれば間違いなく高くなる。あまりスピードは出さずに安全運転を気にしていたって他責の事故や、私自身の気のゆるみもある。自分の身を守るためのヘルメット着用について、あらためて考える機会になった。
だがヘルメットで髪の毛がぺちゃんこになってしまうと、出社後に整え直さなければいけない。またヘルメット着用によって自転車通勤の快適さが損なわれてしまうのも、できれば避けたい。そんな中で見つけたのが「ハット型」のヘルメットだった。
見た目はただのハットだが、中にはEU加盟国の安全基準を満たしたインナープロテクターが入っている。完全に頭を覆うタイプではなく、通気性もよいので上方の崩れは最小限に抑えられる。帽子自体にもところどころメッシュ生地が使われていてる。また、ハット型なので通勤時の日焼け対策にもなる。紫外線による肌へのダメージも気になっていたので、通勤時にも帽子やハットをかぶろうと考えていたところだった。しかもこのプロテクターは簡単に取り外せるので、日常のハットとしても使用可能だ。
早速購入し着用したところ、期待以上に良いものだった。まず自転車に乗る際に使用するものなので、つばの部分がとてもしっかりしていて、正面から風を受けても曲がったりしない。あごひもを締めれば、風で飛ばされることはない。今までは夏はハット型帽子をかぶっていたが、コンパクトに折りたためる反面、風にあおられてツバの部分が目に入ったり、めくれあがって日よけにならなかったりと、自転車に乗る際は使いづらかった。今回購入したヘルメットは、この不満もきれいに解消してくれた。
自転車を駐輪場に置いておく際にこのヘルメットをどうするかも悩み所だったが、コロナ禍が終わって会社のロッカー利用が再開されたため、日中はロッカーに入れておけばいい。日常利用の際は、自転車から降りてもそのまま着用していて違和感はない。デザイン性にも優れており、言われなければヘルメットだと分からない。
石垣島旅行にも、プロテクターを外して持って行った。ツバの部分は厚手の布製なので、丈夫なのに折り曲げてコンパクトに収納することができる(といっても四つ折りできるほど柔らかくはないが)。汚れても洗えるし、ちょっとした雨でも、ふやけてしまうこともない。念のため防水スプレーをしておいたので、旅行中はずっと快適に使用することが出来た。
もうすぐ9月、また冬がやってくる
今年の夏は、例年以上に暑く厳しいものだったが、今回紹介した2点だけでなく、いろいろなグッズを使ってなんとか乗り切れそうだ。早く夏が終わってほしい、そう思う人も多いだろう。だが末端冷え性の私は、これから冬になって冷え性に悩まされる日々が少し憂鬱だ。冬を少しでも快適に過ごすための工夫として、よい商品がないかを探さねば。